津田 拓海  研究テーマ:深層濾過における粒子挙動が濾過性能に与える影響の数値解析
研究内容

 PM2.5のような有害物質は呼吸器系や心血管系へ悪影響を及ぼす.そのため,PM2.5を捕捉するフィルタの性能向上が期待されており,フィルタ内での粒子挙動の解明が課題である.PM2.5の濾過は粒子スケールの観点から精密濾過に分類される.また,精密濾過は濾過原理に基づき,ストレン濾過・深層濾過・ケーク濾過に分けられる.中でも,深層濾過は多くの数値解析による研究が為されているものの,粒子が流れ場に与える影響を含めた双方向性を考慮して解析を行った研究は少ない.そこで,本研究では粒子と流体の相互作用を考慮し,深層濾過における粒子挙動が濾過性能に与える影響を調査する.本報告では,深層濾過現象の基礎研究として単一粒子・単一繊維濾過の解析を行い,その結果について考察した.

研究業績等

 【卒業論文】

 “単一粒子・単一繊維濾過解析に基づく深層濾過の粒子挙動に関する基礎研究”,京都工芸繊維大学,2025年2月.

 

 【国内会議発表】

  1. 津田拓海,福井智宏,“繊維フィルタにおける繊維径が深層濾過性能に与える影響の数値解析”,日本流体力学会 年次2025,大阪,2025年9月.
  2. 津田拓海,福井智宏,“深層濾過における粒子挙動が濾過性能に与える影響の数値解析”,日本機械学会 関西学生会 2024年度学生員卒業研究発表講演会,大阪,2025年3月.

 

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