松井 一樹 | 修士論文:バルブリフト量とバルブタイミングがシリンダ内タンブル流に与える影響の数値解析 |
研究概要 | |
自動車エンジンの性能は燃焼室や吸排気系統の形状に影響を受ける.特にシリンダ内の流れは吸排気管やバルブの形状,バルブタイミングなどに影響を受け,吸気行程で生じる旋回流が燃焼速度や燃焼安定性に影響している.本研究では,旋回流の一つであるタンブル流に着目し,4ストロークエンジンのピストンシリンダ部分を3次元モデル化することで数値シミュレーションを行い,圧縮性オイラー方程式を用いて流れを検討し,仮想流束法を用いて,デカルト格子上にシリンダ形状を表現した.また,タンブル比というシリンダ内の流れを数値化する指標を用い,吸排気バルブにおけるバルブリフト量とバルブタイミングがタンブル流に与える影響について調べた.その結果,回転数によって,適切なバルブリフト量が存在することが確認できた.また,バルブタイミングを変更することによって,タンブル比を約40%高くすることができた. |
|
研究業績等 | |
【卒業論文】 “2次元内燃機関内流れの吸排気に関する基礎研究”,京都工芸繊維大学,2019年2月.
【修士論文】 “バルブリフト量とバルブタイミングがシリンダ内タンブル流に与える影響の数値解析”,京都工芸繊維大学,2021年2月.
【国内会議発表】
|