| 久保 光明 | 修士論文：昆虫飛翔における8の字型の運動パターンが空力特性へ与える影響の数値解析 |
| 研究概要 | |
多くの飛翔昆虫は振り下ろしと振り上げにおいて揚力生成に都合が良くなる８の字のような飛行形態を形成していることが知られている．しかし，その８の字運動に関する研究はあまり行われていない．そこで，本研究では，８の字運動が昆虫飛翔の空力特性へ与える影響を調査するために，ショウジョウバエの８の字運動を表現した解析と，８の字運動をしない羽ばたきの解析の2つのパターンで解析を行った．その結果，８の字運動にはホバリング飛翔にとって重要となる飛行の安定性が得られることが分かった．さらに，ショウジョウバエの８の字運動の翼端の軌跡と異なる8種類の軌跡でも解析を行った．その結果，自然界の飛翔昆虫が有する８の字と近い軌跡の８の字運動では効率的に揚力を生成できた．一方，自然界の昆虫の８の字運動としてはあまり存在しないような軌跡の８の字運動では効率はあまり高くなかった． |
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| 研究業績等 | |
【卒業論文】 “仮想流束法を用いた二次元羽ばたき飛行の数値解析”，京都工芸繊維大学，2016年2月．
【修士論文】 “昆虫飛翔における8の字型の運動パターンが空力特性へ与える影響の数値解析”，京都工芸繊維大学，2018年2月．
【国内会議発表】
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