ムハマド アダム  卒業論文:仮想流束法を用いた壁面近傍に位置する物体に働く流体力のシミュレーション
研究概要

 地面効果の検討として,一様流と同じ速度で移動する壁面近くに配置した円柱と壁面の隙間の間隔を変えた流れのシミュレーションを行った.難しい形状を利用するより簡単な円柱型を利用して異なる隙間の流体力の変化を検討した.2次元擬似圧縮性ナビエ・ストークス方程式と仮想流束法を利用してシミュレーションを行った.仮想流束法の検証問題としてキャビティ内の円柱周りの流れの計算を行った.また,Re=40及びRe=100の2次元円柱周り流れのシミュレーションを行い,抵抗係数CD,揚力係数CL,と圧力係数Cpを求めるプログラムの検証を行った.地面と円柱の間隔によってCD値,CL値とCp値の変化が確認できた.円柱と移動地面の相対距離が0.5より小さいほど,円柱の淀み点が円柱の下半分に下がり発生した抵抗係数CD値が下がり,揚力係数CL値は上がることが確認できた. 

研究業績等

 【卒業論文】

 “仮想流束法を用いた壁面近傍に位置する物体に働く流体力のシミュレーション”,京都工芸繊維大学,2015年2月.

 

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