香西 智也  卒業論文:仮想流束法を用いたシミュレーションにおける壁面せん断応力評価法の検討
研究概要

 流体力学の基礎方程式をデカルト格子上で離散化し流れのシミュレーションを行うデカルト格子法で得られる速度分布から,物体表面上の壁面せん断応力を求める際に使用する補間法の信頼性の検証を行った.デカルト格子点上で得られた円管内のポアズイユ流れの流速分布に対して,1次精度線形補間法,2次精度テイラー展開法,および,2次多項式近似法を用いて,壁面せん断応力を求め,得られた値を解析解と比較することにより補間法の信検証を行った.その結果,壁面せん断応力をより正確に求めるためには2次精度以上の補間法が好ましく,補間する際に流路外の流速値を外挿で求める場合は2次精度以上の外挿法を用いるのが好ましく,流れのシミュレーションにおける壁面境界条件も2次精度以上で境界条件を満たすようにするのが好ましいことが判明した.

研究業績等

 【卒業論文】

 “仮想流束法を用いたシミュレーションにおける壁面せん断応力評価法の検討”,京都工芸繊維大学,2014年2月.

 

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