住澤 祐太  卒業論文:仮想流束法を用いた4ストロークエンジンの吸排気数値シミュレーション
研究概要

 エンジンの性能は吸排気効率に大きく影響を受け,エンジンの高効率化を目指す上で吸排気効率は非常に重要な要素の一つであり,吸排気効率はシリンダや吸排気管の構造によっても変化することが報告されている.そこで,本研究では吸排気管のバルブの配置角度の違いが吸排気効率に与える影響を考察することを目的とし,デカルト格子上に任意の境界を再現する方法として仮想流束法を用い,4ストロークエンジンのピストンーシリンダ機構をモデル化して解析を行った.また,エンジンの回転数,ピストンのストローク量の違いによる吸排気効率への影響も調べた.その結果,仮想流束法を用いて,4ストロークエンジンのピストンーシリンダモデルが再現できることが確認でき,吸排気管のバルブの配置角度の違いによって吸排気効率や体積効率が変化することが分かった.また,エンジンの回転数,ストローク量の違いによっても吸排気効率が変化することが確認できた.

研究業績等

 【卒業論文】

 “仮想流束法を用いた4ストロークエンジンの吸排気数値シミュレーション”,京都工芸繊維大学,2013年2月.

 

 【国内会議発表】

  1. 住澤祐太,福井智宏,森西晃嗣,“吸排気管の配置が4ストロークエンジンの吸排気効率に与える影響”,日本機械学会 関西学生会 平成24年度学生員卒業研究発表講演会,p. 9-2,大阪,2013年3月.

 

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